採尿のストレスを減らし、清掃の安全性も向上。地域密着型クリニックが実感した、ZA FREE導入による現場の改善
亀有みんなのクリニック
導入前の課題
個室トイレが手狭なため、特に高齢の患者様にとって、採尿作業が行いにくい環境にあった。
導入後の効果
多目的トイレへのZA FREE設置により、「座面の安定感」と「動作スペース」を確保。採尿のしやすさが向上し、失敗のリスクを設備面で解消した。
また、ハンドシャワーによる非接触洗浄が可能になり、清掃スタッフの安全性向上とあらゆる背景を持つ患者様が安心して利用できる、多文化に配慮したトイレ環境を実現。
「地域の窓口」として、内科、外科、整形外科、泌尿器科など幅広い診療を担う亀有みんなのクリニック。地域住民の「困ったときの最初の相談先」として、年間を通じて数多くの健康診断や各種検診を積極的に受け入れています。
日々多くの患者様が訪れる同院において、病気の早期発見や健康状態の把握に欠かせないのが「尿検査」です。
しかし、採尿作業において、長年現場が課題に感じていたのが個室トイレの「手狭さ」でした。特に高齢の患者様にとって、限られたスペースでの採尿は決して容易なことではありません。
この課題に対し、「採尿場所を広い多目的トイレへ移す」という改善と共に、さつき株式会社の前広便座「ZA FREE(ザフリー)」を導入いただきました。
単に場所を広くするだけでなく、採尿時の動作をスムーズにするフロントオープンの便座を取り入れることで、患者様の不安解消につなげています。
今回は、亀有中央病院の院長を務めながら、同クリニックでの診療や環境改善にも携わる小嶋 幸一郎様に、ZA FREEの導入による現場での発見についてお話を伺いました。
手狭なトイレが、患者様の身体的負担に。設備の工夫で「採尿のしやすさ」を実現

亀有中央病院院長 小嶋様
―ZA FREE導入前は、採尿検査において現場ではどのような課題を感じていたのでしょうか?
当クリニックは長年、「地域の窓口」として、若い方からご高齢の方まで、毎日多くの患者さんが検診や診療に来られます。その中で、採尿検査は医療の現場で欠かせない日常的なものですが、「個室トイレがどうしても狭い」という問題を抱えておりました。
特に女性の患者様の場合、限られたスペースの中で身なりを整え、カップを持って採尿をするというのは、動作がしにくいのではと考えていました。若い方ならまだしも、ご高齢の方にとっては、身体的にも心理的にも大きな負担になっていたはずです。
―患者様から直接、やりにくさを訴えるお声などはあったのですか?
はい、実際に患者様から「ちょっと狭くてやりにくいね」というお声をいただくこともありました。また、狭い空間で無理な体勢をとれば、バランスを崩して転倒してしまうリスクもゼロではありません。
「うまく採尿できずに手や衣服を汚してしまうのではないか」という不安を患者様に抱かせてしまうことは、医療を提供する側として、以前からどうにかしたいと考えていたポイントでした。
広い空間と前広便座の相乗効果。採尿時の「動作のしやすさ」を支える設計を実現

―実際にZA FREEを使用してみての第一印象はいかがでしたか?
小嶋様: 私自身が実際に座ってみて感じたのは、しっかりした「安定感」です。普通の便座だと座る位置に迷うことがありますが、これはお尻がピタッとフィットして、座る位置が自然と決まります。
さらに、ZA FREEならではの「前方が広く空いた形状」によって、採尿時の動作がしやすくなることに気づきました。普通の便座は座る位置によって前が狭くなりがちですが、ZA FREEは前のスペースが確実に確保されます。
広い多目的トイレという「空間」と、この「形状」が組み合わさることで、高齢の方でも不安なく採尿できる環境が整うと確信しました。
―「座面の安定感」については、スタッフの方々の反応はいかがでしたか?
小嶋様: スタッフからも「座った時の固定感がいい、安定している」という意見が出ています。採尿というのは、カップの差し込みやタイミングなど、意外と神経を使う作業です。土台となる便座がグラついたり、座り心地が悪かったりすると、それだけで焦りや失敗に繋がりかねません。
その点、ZA FREEは座った瞬間に「ここが定位置だ」と体が収まる感覚があります。座る位置が正しく固定されるからこそ、前方のオープンスペースを最大限に活かして、スムーズに採尿カップを差し込めます。
この「座る位置に迷わなくて済む」という設計が、結果として失敗を防ぐことに繋がっていると感じますね。医療従事者が実際に座ってみて「これなら安心だ」と思える固定感があることは、患者様へご案内する上でも大きな強みになっています。
採尿のしやすさだけでなく、患者様の満足度と衛生管理を同時に向上

―実際に運用を開始されてから、患者様の反応はいかがでしょうか?
小嶋様:以前のような「狭さ」からくる身体的な負担や不安を、設備面でしっかりカバーできていると感じています。広いトイレでゆとりを持って検査に臨めるようになったことで、衣服を汚すような失敗も今のところ起こっていません。
また、スペースに余裕ができたことで、患者様からの「荷物を置く場所がほしい」というご要望にも即座に応えることができました。検尿の際に手荷物の置き場に困る方は多いのですが、多目的トイレの広さを活かして荷物置き場を新設したところ、患者様からも「これがあって良かった」と大変喜ばれています。
これは狭い個室では物理的に不可能だった改善ですね。ZA FREE導入をきっかけに、今までの「ちょっと不便」を見直せたのは大きかったです。

ZA FREEと手荷物置き場を設置した多目的トイレ
―他に、設置して気付いたメリットはありましたか?
小嶋様: 意外な収穫だったのが、清掃スタッフの負担軽減です。採尿検査ではどうしても便器内が汚れやすいのですが、ZA FREEのハンドシャワー(ケアシャワー)を使えば、手を汚さず非接触のまま汚れをサッと洗い流せます。
クリニックにとって感染症のリスク管理は最優先事項ですから、スタッフが汚れに直接触れずに清掃できる仕組みは、単なる効率化以上に、衛生管理の質を一段階引き上げてくれたと感じています。

ZA FREEのハンドシャワーで衛生面に配慮した清掃を実現
産婦人科や泌尿器科、そして検診施設へ。便座ひとつで「採尿の安全」と「患者様への優しさ」を両立できる

小嶋様とさつき社員
―ZA FREEは、どのような課題をお持ちの医療機関や施設におすすめしたいですか?
小嶋様: 当クリニックのように検尿が多い検診施設はもちろんですが、「産婦人科」にも非常にメリットがあると思います。
妊娠中は妊婦健診で尿検査が継続的に行われるため、採尿のしやすさは重要です。お腹が大きくなるとどうしても足元が見えにくくなり、動作が制限されますから、この前方が開いた形状は大きな助けになるはずです。
また、「泌尿器科」などで高齢の患者様や自己導尿が必要な方を診ている現場にも最適です。座面の安定感と前方の広さがあることで、患者様が落ち着いて採尿を行える環境を整えられると思います。
診療科を問わず、「トイレ環境を良くしたいけれど、大掛かりな設備導入や改修は難しい」と悩んでいるすべての方におすすめできる製品です。
■取材ご協力者様
亀有中央病院院長 小嶋 幸一郎様
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